ピエール・フルニエ独奏 ジョージ・セル指揮ベルリン・フィル ドヴォルザーク チェロ協奏曲
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作成日時 : 2005/11/03 13:45
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フルニエは「チェロの貴公子」というニックネームで呼ばれた。優美な音楽を作る人なのかと思っていたら、この録音は雄渾なたくましさに満ちた演奏だ。世の中のレッテルに安易に寄りかかってはいけないという見本のようなものである。
ドヴォルザークの音楽の持つ土臭さも清明さも、彼の音楽を聴いていて感じる「懐かしさ」も、よく表現された演奏だ。ソロも指揮も、スケールの大きな音楽を作っている。
セルが振ると、ベルリン・フィルがカラヤンの時とはずいぶん違った音を出すのも面白い。カラヤンの振るこのオケは「磨きぬかれた美音」が印象的だが、セルが振ると、きわめて高い合奏能力が前面に出てきて、骨太なオーケストラになる。甘い味付けはどこを探してもない。どちらもベルリン・フィルの本質だと思うし、そのおのおのの面を存分に味合わせてくれる指揮者たちに敬意を表したいと思う。
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